ちょくじょうのブログか?

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[ステキなお手本]松尾千鶴さん

はやりに乗ってブログを作ってみたものの、わざわざ140字を超えて長々と語りたいテーマもそんなにないなぁって思ってたところなので、大好きなカード[ステキなお手本]松尾千鶴についてお話しようかと思います。

 

 

このカードの登場した順番としては

  1. 松尾千鶴
  2. [ひな祭り]松尾千鶴
  3. [不器用少女]松尾千鶴
  4. [素顔の幸せ]松尾千鶴
  5. [乙女の晴れ舞台]松尾千鶴
  6. [ネクストスターI.C]松尾千鶴+
  7. [ポップ・モデル]松尾千鶴
  8. [ステキなお手本]松尾千鶴  ←これ
  9. [ラブリーメイド]松尾千鶴
  10. [一心入魂]松尾千鶴

 

おおまかにストーリーを並べると、

[乙女の晴れ舞台]で松尾千鶴さんがアイドル楽しいってなってくれて、

[ネクストスター]と[ポップ・モデル]はモデルアイチャレで、楽しさや嬉しさ、かわいいものへのあこがれを素直に表現することに前向きになってくれて、

そして… って感じですね。

 

このカードはガチャのRで登場しました。「松尾千鶴さんが通い続けている書道教室へPとともに訪れ、その地でミニライブを行う」話となっています。

このカードがほんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんとに素晴らしいし大好きなんですよって話はツイッター上でも何度か触れました。要点は以下の通り

 

1、ふるさとに帰るお話ほんとすき

2、「これまで」があっての「いま」と「これから」感

3、素朴なRとエピソードの雰囲気がマッチしててやばい

 

 ひとつずつ見ていきますね。

 

1、ふるさとに帰るお話

ハイもう好物。松尾千鶴さんが小学生のころからずっと続けてきた趣味「習字」、その舞台である書道教室を訪れる話です。彼女をはぐくんだ場所です。こういうルーツをもう一度見つめる系の話が僕はものすごく好きなんですね。

変わっていくものと変わらないものが時間とともに増えていくなかで、振り向いたとき、おそらくことばでは片づけられない情緒がそこにはあふれています。変わったもの、変わらなかったもの、そして変わってしまったもの。変わったことでやっと気づくことができたもの。

松尾千鶴さんにとっての書道は、趣味です。趣味といっても、生活の中心として組み込まれるほどのものや、現実からの逃避として行われるものではありません。曰く、「仕事の合間に心を休める手段」ということらしいです。素敵だ…。

きっと物語内で訪れたPは書道の先生と話すなかで、松尾千鶴さんのアイドルになる前の話も聞いたことだと思います。放課後、特に面白いこともなさそうな顔で玄関を開け、夏は「こんにちは」、冬は「こんばんは」。生真面目そうな彼女は、基礎の反復に文句は言わなかったが、模写はあまり好まなかった。想像よりもずっとムラのある彼女の書は、日記のように彼女の一日を物語る。苦しそうな字や無感情な字から、少しずつ楽しくてうれしくて、上の空で書いたような字が増えていく。ふにゃふにゃと軸がぶれて感情がまったく読めない字も多々あったりして。「松尾君に、これを書いた日には何が、と聞いてみるのもよいでしょう」私は当然拒まれましたけれどもと笑う先生に、真っ赤な顔の松尾千鶴さんが「どうしてまだとってあるんですか!?」と問い詰めたり。

 

特訓後はそんな恩師に(そして同級の子らも)LIVEを披露しています。「書道と歌でなら素直になれる」と語る松尾千鶴さんは、おそらく書道教室のみんなには見せたことのない笑顔をまとって、自分をはぐくんでくれた世界に新しい自分を見せるんですね。

「○○プロデューサーと一緒に積み重ねてきた全てを出すから!」

今回、物語内でPは、松尾千鶴さんのルーツに、松尾千鶴さんがこれまでどこで何を積み重ねてきたかに触れることができました。けれど松尾千鶴さんにとっては、Pとの時間もまた、ちゃんと彼女が歩んできた大切な時間なんですね。書道教室の先生は「書道も音楽、アイドル活動も六芸のうち。等しく尊い」と言っています。彼女を育んだふたつの世界は交わって、途絶えることなくこれからも続いてゆく。そんなストーリーなんだと思います。めっちゃ好きこういうのほんっと…。

 

 

2、「これまで」があっての「いま」と「これから」

1でだいたい言ったわ

付け加えるなら、[乙女の晴れ舞台]は本当に素晴らしいカードだったってことですね。ガチャ更新FLASHで涙がボローニャ大学頭おかしくサレルノ大学したのはよく覚えています、あこがれに対して素直になれなかった松尾千鶴さんが特訓後のステージで涙流してるんですよ、こんなのもらい泣きしないほうがおかしいんじゃないですかね? セリフもやばい。

「こんな大きなステージで歌えるなんてありえないし……ありえないって思ってたのに、すごいな…。言いたいことはいっぱいあるのに、言葉にならなくて…。
一言だけ…ファンのみんな、ありがとう!」

最高ですね。個人的には

「このステージはまぶしくて、暖かい」

のほうがゾクッときて好きです。まぶしい、目を細めてしまって近づけない、無理だと思っていた。だけどいま、自分はそこにいて、ここにいて。絞り出した表現が「暖かい」なんですよね、「暖かい…」じゃないんですよね、モバマスはこういう三点リーダをつけないことで生まれる情緒を理解してくれてるから心強い部分ある。

[乙女の晴れ舞台]は松尾千鶴さんのストーリーの第一章を締めくくるカードって感じがします。そしてその次がモデルアイチャレです。上位報酬きらりが、ほたる、千鶴、しゅがはの3人を導くかたちで進行しました。松尾千鶴さんにとってはこれまた密かにあこがれていたモデルでのお仕事です。なんやかんやあって、モデルアイチャレで松尾千鶴さんは”笑顔”に臆することがなくなりました。この笑顔というキーワードは、続く[ステキなお手本]でも継承されていますね。

松尾千鶴さんのストーリー第一章が「Pを信頼するまでの話」だとしたら、モデルアイチャレを始まりとする第二章は「もっと素直に、もっと笑顔に」という魅力を探す物語なのかもしれないなって思っています。ただまぁ、こうして章ごとに分けるところから的外れだったりするかもしれないですけれどね。ただ、「笑顔」であることを恐れなくなった松尾千鶴さんの次のステージが、アイドルになる以前の松尾千鶴さんをはぐくんだ書道教室だったっていうのは、なかなかクる構成だと思いました。最高やで。

 

 

3、素朴なRとエピソードの雰囲気がマッチしてやばい

このカードはRで登場したことが一番のミソだと僕は思うんですよね!!!!! 背景がついちゃうSRだとどうしても煌びやかなイラストになっちゃいますよね、光とか影がすごいことになって。でも今回の物静かでゆったりと進むエピソードにそんなきらびやかさは正直合わないと思いますね。Rで来たのほんと”理解”ってる。僕としてはこのカードがRで登場したことが一番言いたいことだったんですけど情報交えて語るほど情報ないのですごく短い章になってしまいましたね。

 

 

 

というわけで[ステキなお手本]松尾千鶴はもうめちゃくちゃに素晴らしくてすごい奇跡のようなカードだと思うという話でした。あと触れてませんでしたけど、松尾千鶴さんのカードのなかで「…ハッ!」ていう本音が聞かれてしまったセリフがひとつもないという稀有なカードでもあったりします。相当リラックスしてるんでしょうね。本当は画像も添付してやればわかりやすかったりもしたんでしょうけどそういう新次元の機能はおいおい試していくつもりです。いまはまだはやい。

 

初めてのブログエントリーがこれでしたけれども”つかむ”と話は勝手にスイスイと構築されていくことがわかったので、また何かウオオッてことがあれば使うかもしれません。シンデレラガールズの話題じゃないかもしれません。ではまた会う日まで。震えて眠れ。